4188人が本棚に入れています
本棚に追加
/864ページ
それに対し、
清「そんな事あるわけないわ。まぁ、万が一この姿がうそであたしを騙してたってことがわかったらもう仕事は続けられないと思ってもらって結構よ。」
清美はそこまで答えた後、一度言葉を切り黒堂の方を見て、
清「冬ちゃんクラスなら手間がかかるけど、こんなペーペーならあっという間につぶせるもの。」
と笑いながらそう言ったが目は全く笑っておらず、清美が本気でそう言っていることがわかった。
そんな清美を見て、
槙(こんな清美さん初めて見た。)
識(こわい。でもこれが本来の情報屋の清の姿なんだな。)
初めて見た清美の姿に槙と識は恐怖を抱きながらもこれが本来の『情報屋』である清美の姿なのだと思っていた。
冬「そうだな。それにしてもひっかかる。わしは手間をかけても潰せないぞ。」
冬慈は『はっ。』と鼻で笑って言った。
清「あら、そんなことないわよ。」
清美は冬慈にそう言い返し、
清「まぁ、冬ちゃんを潰すなんてことしないから安心して。あたし、槙ちゃんと識ちゃんのこと大好きだから悲しませるようなことはしないわ。」
槙と識の方を向いていつものようににっこりと笑みを浮かべてそう言った。
そんな清美に、
槙・識『は、はい。あ、ありがとうございます。』
と、なぜか礼を言ってしまった槙と識だった。
最初のコメントを投稿しよう!