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それを聞いて、
冬「フッ・・・あいつらしい。そんな事が言えたんだ悔いなく逝ったんだな。」
冬慈は珍しく普通の笑みを浮かべてそう言った。
その冬慈の顔を見て、
槙・識(うわぁ。すーーーっごい貴重な先生の顔だ。)
槙(やっぱり長年の相棒ってすごい。)
識(先生の自然な笑みなんて数年に1回見れれば良いほど貴重なのに。)
槙と識は冬慈と黒堂の父親の絆の強さを感じていた。
黒「あぁ。ってことで俺の用はこれで済んだ。」
黒堂はそう言って立ち上がると、
黒「あっ、そうだ。」
何か思い出したようにそう言って槙と識のほうへやってきた。
槙・識『!!』
槙と識が警戒するように黒堂を見た。
すると黒堂はそんな2人見てニヤリと笑った後、
黒「そんな警戒するなよ。これもらっていくだけだ。さっきから良いにおいがしてたんだよな。」
そう言って槙の後ろにあった残りシュークリームの入った箱を手に取った。
そんな黒堂に、
槙「あっ、それですか。」
と何かされるわけじゃないのかと力を抜いた返事をした槙。
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