・エピローグ

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希『もう呆気にとられた顔をしていました娘と2人で。あと、意味が分からないと呟いていました。まぁ、当たり前ですよね。水月もこれで関わりを持つ事はないとはっきりと言いましたし。』 希有は電話の向こうで苦笑を浮かべながら言っているであろうことは声で分かった。 悠「そうですね。じゃあ、水月は断ったんですね。」 悠が希有の話を聞いてそう言った。 すると、 希『それがですね。光希がいつもの調子でやってしまいまして、水月を丸めこんじゃったんですよ。』 希有はその時のことを思い出しているのか疲れた声でそう言った。 悠「さすがですね。では、関わりは持ち続けていくことになったんですね。」 希『はい。』 悠「大丈夫だとは思いますが、十分に気をつけてくださいね。まぁ、光希くんなら大丈夫ですね。すばらしい行動力を持ってますし。」 悠が『ははは』と笑いながらそう言うと、 希『はい、それは大丈夫だと思います。でも、自分の息子ながら将来が恐ろしいです。と言っても父に似ているんですよ光希は。行動力がすごいところもちょっと独特の雰囲気があるところも。それは水月も言っていました。あっ、光希と律樹くんが来たんで変わりますね。』 希有はそう言って悠の返事を待たず、光希へ電話を渡した。 光『もしもし悠さん?』 悠「はい。話は希有さんから聞きました。お見事です。でも十分に気をつけてくださいね。」 悠は光希に十分注意するようにと念を押すようにそう言った。
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