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すると、
光『大丈夫ですよ。もう見えない相手ではないですから。それにもう何かする理由もないじゃないですか。』
光希は『心配ない』という様にそう言いきった。
悠「それはそうなんですけどね。」
光『そうですよ。それでも父さんみたいに『止めろ』って言いますか?』
悠「私が言ったらいう事を聞いてくれるんですか?」
光希の問いに悠がそう聞き返すと、
光『悩むところですけど、頷けないですね。』
光希は『うーん』とうなりながらそう答えた。
それを聞いて、
悠「ですよね。でも安心してください。もう私が口を出すことではないですから光希くんの思うようにして下さい。」
悠はクスクスと笑いながらそう言った。
光『ならよかったです。やっぱり使えるものは増やしておいて損はありませんからね。僕への話は以上ですかね?』
悠「そうですね。」
光『じゃあ、律に代わりますね。』
光希はそう言って、律樹と電話を代わった。
律『もしもし、悠さん?』
悠「はい。元気にしていますか律樹くん?」
律『はい!とても元気です!』
悠の問いに元気よく答える律樹。
悠「それならよかったです。お母さんとの生活は慣れてきましたか?」
律『はい。まだ戸惑うことも多いですけど、光希や友子さん、希有さん達も気にかけてくれているので。』
律樹は照れくさそうにそう答えた。
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