第1章

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ー撫子sideー キーン コーン カーン コーン… 今日、最後の授業を終えるチャイムがなった。 授業の用意を鞄に片付けていると、隣のクラスの桔梗が廊下側の窓から顔を覗かせる。 「どうしたの…?」 「あっ、よかった!今日、委員会の集まりがあって少し遅くなるの…だから…」 「じゃ、待ってるね。」 「ほんとに!?ありがとう!!」 というと、また後でと言うように、自分のクラスへ戻っていってしまった。
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