議題その6

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生徒会室に迷える子羊がやってきた。 しかし今日の相談を聞く相手が副会長なので、非常に心配である…。 あ、ちなみに 生徒会面子の性別を表記するの忘れてました。 ボク:男 ユナ:女 部長:男 副会長:女 ウミト:男 ミコ:女 の男女共に三名ずつで 構成されています。 では本編へ↓ ガチャリとドアノブを回して入ってきたのは気弱そうな男子生徒でした。 ボクが、どうぞ、とイスに座るように彼を促す。 副会長 「では言いなさい。あなたの赤裸々な恋の悩みを」 ボク 「まさかの恋愛限定!?副会長!!質問はなんでもいいんてすよw!さぁどうぞ、言ってください。あ、お名前を先にどうぞ」 フジモリ 「僕はフジモリといいます。それで悩みなんですが、彼女が欲しいです。どうすればできますか?」 ボク (恋愛の質問だったか…) 副会長 「そうね…。ではまずあなたの名前を訊こうかしら」 ボク 「今言いましたよ!言いましたよなう!」 副会長 「ごめんなさいね。今、イベント中で、忙しかったから」 ボク 「ソーシャルゲーをやるんじゃないw」 副会長 「で、ハジマリくん、と言ったかしら?」 フジモリ 「フジモリです」 副会長 「小さな事をちまちまと…。器の小さい男は嫌われるわよ。というかあなた、彼女いないんじゃない?」 フジモリ 「いないから相談に来たんですよ!!」 フジモリはボクに聞いた。 フジモリ 「この人なぐっていいですか?」 ボク 「許可する」 副会長 「待ちなさい。確かに私の言動が悪かったのは1ミリ認めるわ」 ボク 「全然認めてねぇ!」 副会長 「罰なら受けるわ。ただし、説教や暴力は断固断りますが」 ボク 「罰を受ける気がねぇ!」 フジモリ 「な、なら手をついて謝ってくださいよ!」 副会長は立ち上がると壁へと手を伸ばした。 副会長 「ごめんなさい。謝る許して、ごめんなさい」 ボク 「床に手をつかないのかよwというか川柳みたいに言うなw」 副会長 「仕方ないわね。それなら最後にあなたのその怒り…静めてあげるわ」 フジモリ&ボク 「怒りの原因はあんただ!」 ーフジモリ君は帰りましたー
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