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スマホを生徒会室に忘れて来たので戻ってみると、何やら考え込んでいる副会長がそこにはいた。
ボク
「副会長まだ、いたんですか」
副会長
「なにか用かしら。ここは私の私室なのだけれど」
ボク
「ここは生徒会室です。私室じゃないです」
副会長
「あらそう」
副会長はちょっと怖いです。
何考えてんのかさっぱり分かんないので。
とにかく、とりあえず一刻も早くスマホを救出して、ここから去らねば。
副会長
「ねえ」
声掛けられた♪しかも無表情♪
なんでしょうと、スマホを捜しながらボクは答えた。
副会長
「相談があるの」
なに?
予想外だった。こんなボクに相談とは。ここは聞いて、少しでもトゲがなくなってくれれば、それはとっても嬉しいなって。
ボク
「いいですよ。それで、相談って?」
副会長はスッとスマホを取り出す。
副会長
「なんとなく、このスマホを叩き割りたいのだけど、どうすればいいと思う?」
ボク
「大いに止めた方が良いと思います。というかそれ、ボクのスマホです」
副会長
「そう。残念ね。じゃあへし折りましょう」
ボク
「え!?なんで!?」
その後
ボクのスマホはなんとか助かりました。
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