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ナレ「そんな思いを知らないサクラは城に帰ってなにやらこそこそしてるみたいだけど見つからないで部屋まで行けるかな」
桃矢「丸見えなんだよサ・ク・ラ」
サクラ「た…ただいま桃矢兄様」
桃矢「またあの発掘小僧の所か」
サクラ「小僧じゃないもん小狼だもん!!」
桃矢「あんなガキ小僧で十分だ」
サクラ「ガキじゃないもん小狼ひとりで暮らしててお仕事も頑張っててえらいんだもん!」
桃矢「えらかろーがガキはガキだ」
サクラ「ちがうもん!!」
雪兎「その辺りになさったらいかがですか?王、姫」
サクラ「雪兎さん!!神官のおつとめは終えられたんですか?」
雪兎「ええ遺跡の発掘隊の方々がご報告にいらっしゃるとのことでしたので王と共にこちらでお待ちしていたんです」
サクラ「兄様また我が儘いいませんでした?」
桃矢「お前じゃあるまいし」
サクラ「なんですってー!」
雪兎「ちゃんと聞いておられましたよ王座で」
サクラ「発掘もう随分進んだんですか?
じゃそろそろ終わりそうなんですか?」
雪兎「そのようですね」
桃矢「いいや、遺跡は地上に出てるものだけじゃないらしい」
サクラ「ええ!?」
雪兎「地下に続く道を発見したようです」
桃矢「どれだけの広さかは分からんが掘り進めてみるように許可を出した、だからまだまだ発掘作業は続くということだなあのガキもまだまだまだまだ忙しい……と」
サクラ「わ…分かってるもん!小狼お父様と同じで遺跡とか歴史とか大好きだから新しい遺跡があるって分かったらきっとよろこぶからいいんだもん!」
雪兎「また意地悪されていけませんよ王」
ナレ「あれれ姫様は部屋かな国王は姫が好きで仕方ないんだね…ふふ」
桃矢「ナレうるせぇぞ…
二人きりの時は敬語はやめろ雪兎」
雪兎「けど」
桃矢「公には王と神官でも役職をはがせばただの幼なじみだろう」
雪兎「はい、あ、うん」
桃矢「腹立つんだよあのガキ」
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