そして日常は終わった 上

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人は死んだらどうなるのか そんなもの誰にもわからない。 UFOは本当にいるのか 未確認飛行物体は全部UFOだ。 だから今の世の中まだまだわからないことだらけだ。 でも、特に解明しようとか思わない。 ただ今ある日常を平和にすごしたいだけ。 AM07時00分 五月蝿い目覚まし時計がなる。 咲哉「うぅぅん……。」 眠い。だが学校があるから起きねば…。 ガタンっ!! 咲哉「落ちた……。」 AM07時30分 咲哉「ふぁぁ…。」 いつもと変わらない朝。 いや、今日は寝癖があるな。 ……直らない…。 隼人「やっ、おはよう咲哉。」 咲哉「…おはよう隼(ハヤブサ)。」 隼人「いい加減その隼って呼び方止めろよ(笑)」 咲哉「例の探査機のせいで定着しちまったんだよ、隼くん。」 隼人「勘弁してくれよ(笑)」 僕と紀村隼人(キムラハヤト)は中学からの付き合いだ。 運動自慢で、頭は……あえてなにもいわないでおこう。 僕はというと運動も普通、頭も普通、ゲームとかずば抜けてうまいわけでもない。 普通が一番。と僕は思う。 依鞠「二人ともおはよー。」 隼人「おー依鞠。おはよう!」 咲哉「おはよ、依鞠。」 彼女は佐久間依鞠(サクマイマリ)僕の幼馴染みだ。料理上手で、天才さん。運動とかはあまり得意ではないみたいだけど。 依鞠「二人とも早くしないと遅刻だよ。」 隼人「そりゃいけね、ダッシュだダッシュ。」 そんな僕らが通う高校、遊馬高校。普通科の進学校だ。 依鞠「おーい、咲ー!」 隼人「早くしないと初日2年の遅刻から遅刻だぞー。」 咲哉「はいはい。」 これが僕の日常だ AM11時00分 テスト 英語 くそ、なんで日本人なのに英語がいるんだ…。 っていっても仕方ないが… どうせ依鞠は余裕で終わってるんだろうな。 天才は楽だなぁ。あっ隼人のやつもう寝てやがる。 バカだなぁ……。 そんな場合じゃない、あと10分だ。 10分後 咲哉「んー…終わった。数学と英語がぶっ続けなのは疲れるな。」 隼人「咲哉解けた?俺はちっともダメだ。」咲哉「だろうな、開始15分で寝始めてたもんな。」 隼人「10問は解けたな。咲哉5の(4)なんだった?俺そこだけなら自信あるんだよ。」 咲哉「僕に聞くより依鞠に聞けよ。依鞠なら完璧だろうし。」 隼人「……?」 咲哉「どうした隼人。」 隼人「依鞠って誰だ?咲哉の友達?」 咲哉「え。」
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