プロローグ

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ーno sideー ザァーーーッ…… 激しい雨が降る夜。 大きな屋敷の中に、屍と化した使用人達の姿。 ?「…っ…ケホッ、ケホッ……ハァッ…ハァッ…」 そして血を吐き、背中に大きな刀傷をつけ…地面に倒れている美しい少年と…… ?「おいっ!何でだっ……何でだよぉぉっ!!」 少年の手を握りしめ、泣き崩れる瓜二つの少年の姿があった…。 激しく降り続ける雨。 赤く光り輝く満月。 屋敷には荒い息遣いと、悔やみの言葉を吐き、泣き続ける声がだけが響き渡った…。
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