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ドルボが説得してくれたようで、どうにか結界を解除してもらえた。
あの結界スゲぇな完全に音まで遮断されてたぞ。
「ぶはっ! どうもスイマセンな! こいつ照れてやがるみたいですな」
「照れてるのかミーカ? なら嫁に………」
「吸魂結界展開準備」
「止めて。そんなことしなくても俺の魂は君の虜だから」
ボルドがまた豪快に笑ってやがる。
いや、止めろ。マジで。
こんな二人でも、ここじゃあ俺の唯一の知り合い。
この世界で最初に出会い、この町まで連れてきてくれたのもこの二人の訳だが……。
そう、二人との出会いは二日前に遡る。
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