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「おばちゃん……これ間違ってない?」
「間違うはずないだろぅっ! 何年あたしがこの仕事やってると思ってるんだいっ!? えぇ!?」
「うぉう!?」
何て気迫だこのおばちゃん。流石はこんな荒くれた職場にいるだけある。
きっと不満を言うやつが多いんだろう。
けど、俺だって譲れない。
「でも俺柔道も剣道も一応有段者だぞ!おかしくないか!?せめて戦士とか武道家とか……」
「なめてんじゃないよ!ケンドーだかジュードーだか知らないけどねぇ、あんた鉄の爪使えんのかぃ!?斧は!? 槍は!?」
「つ、使えましぇん」
「ほら見な! 半端なプライドで人様の仕事にケチつけんじゃないよっ!」
怖ぇぇぇぇ!
ファンタジーのおばちゃん怖ぇぇぇ!!
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