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ぷろろーぐ
空間の歪みに取り込まれた後、こんな辺境の地に放っぽり出された。
右も左も分からぬ場所で、最初に出会った物…
「誰だ貴様は!!」
何だかよく判らない(目がかすれてよく見えない)物を、反射的に斬り倒した。
都合の良い事に、武器や防具を着けたまま この世界へ来たみたいだ。
ザシュッ!!
「ぎゃあああああ!!!」
驚くことに、この得たいの知れない物体は…言葉を発したのだ。
………てか、人間…だったとか??
斬り倒した物体は、ピクリとも動かなかった。
これだけならよかったんだけど…
一体目の後、何処からともなく沸いて出る得たいの知れない物体…
良く見えない目で、大量の得たいの知れない物体を惨殺しまくっていた。
いやぁ、だって気持ち悪いじゃん?
沸いて出てきたら、普通、潰したくなるじゃん?
とか何とか言ってたら…
程なくして、有無を言わさず ブタ箱に無理やり押し込まれる形で御用となった。
「出せ、ごらーーーー!!!」
叫ぶだけ無駄。
だってここ、地下にある牢獄だし。
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