Prologue

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「あれは参りましたね……。……まっ、諦めてくれたからよかったですけど」 「ほんとだよねー」 ミュウも一緒に笑う。 だが、つい確認してしまう。 「……でもさ、ほんとによかったの?ブラッキーが望むんなら……」 「何を言ってるんですか」 ミュウの台詞を遮ったのは、いつもの微笑。 「私の居場所は、ここしかありません。出て行けと言われない限りはここにいますよ」 「(……。)」 自分で聞いたのだが、改めて言われ内心少し照れる。 「……そういえば、あれから二年になるんだね」
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