夏侯月姫&夏侯覇(かこうげっき&かこうは)

2/2
40人が本棚に入れています
本棚に追加
/71ページ
前回のイベ報酬武将だった夏侯月姫。 彼女は花摘みの途中で張飛にさらわれ、そのまま結婚してしまったという昼ドラの主役を張れそうな人物。 あの張飛がいきなり現れて連れていかれるなんて、どんなに怖かった事でしょう。 彼女の従兄、つまり夏侯淵の息子に夏侯覇という武将がいます。 彼は実は、長坂橋の戦いで張飛に怒鳴られ、橋の上から川に落ちた武将。 張飛に川に落とされるわ従妹は誘拐されるわ散々で、これだけ聞くと単なる張飛のいじめられっこに聞こえますが、実はけっこう有能。 まあ、川に落ちたのは夏侯覇がビビったワケではなく、張飛の大声に馬が驚いて暴れただけで、曹操軍の一団が立ち竦む中、一人張飛に立ち向かって行ったのだから、それだけでも勇猛さがうかがい知れる。 後に魏を追われ蜀に亡命するのですが、夏侯月姫が張飛の妻になっていたお蔭で優遇されたそうな。 それもそのはず、劉備の弟張飛の嫁の従兄ということは、皇族の一員。 ちなみに張飛の娘は劉禅の妻なので、血縁的にも皇族だけど「劉備の~」とついた方がロマンが(笑) 魏では曹操の従弟、夏侯淵の息子として皇族。 蜀では劉備の弟、張飛の嫁の従兄として皇族。 橋から落ちた夏侯覇は、魏でも蜀でも皇族という、どえらい血統の武将なのです。 そして魏からの降将である夏侯覇が優遇された事実からも、夏侯月姫は出会いは最悪でも、張飛と幸せな暮らしが出来ていたんだと信じたいですね。
/71ページ

最初のコメントを投稿しよう!