三国志こぼれ話

呂蒙(りょもう)

ところで、関羽を捕えたのは誰なのか？
と質問すると、たいがい呂蒙、潘璋、馬忠の三人の名前が上がります。
個人的には、何故陸遜の名前が出てこないんだ！
と叫びたくなりますが、説明すると長くなるので割愛します。

本当はいったい誰が捕えた？
単純に言うと、呂蒙司令官の部下、潘璋将軍下の馬忠部隊が関羽を捕えたという事です。
呂蒙部長が命じ、潘璋課長の指示で馬忠係長と平社員が成果を上げた～みたいな。

関羽捕縛の功績で、潘璋は青龍偃月刀を、馬忠は赤兎馬を賜ります。
馬忠のものとなった赤兎馬は、最高の主人であった関羽を想ってか、餌を食べなくなり衰弱死してしまいます。
この件は漢詩になり、教科書に載ったりしているので、学生の頃の漢文の教科書を探して開いてみると載っているかも？

そしてまたこの三人、演義では、関羽のたたりで皆非業の最期を遂げる事になります。