第1章

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その場から逃げたい。 一歩、二歩と後退りした。 その音に気付いたのか奇怪な生物と目があった。 その刹那…… ドン!!という音と共に生物が走ってきた 俺はとっさに部屋に戻ろうと走り出した。 全力疾走よりも全力疾走。 今までで一番早く走った。 夢のはずなのに息が切れる。 やっと部屋に着いた。ドアに手をかけた時、ドアに影が映った。 奇怪な生物が直ぐ後ろに立っていた。 (っつ!何て速さだよ!!)
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