~プロローグ~ この俺が?

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三時間くらい経っただろうか? すべてを話し尽くした俺の心は 水素よりも軽くなっていた 俺は友哉に全力でお礼を言った 友哉は優しい顔をして 「俺たち親友だろ」 一言だけ返した そして俺の肩をぽんと叩いた 友哉の手はとても温かかった それから別れを告げ 二人はそれぞれ帰宅した 帰宅中は尋常じゃない とてつもない寂しさに襲われた 今までこんなことはなかった この寂しさはなんだろうか? 家に着き、少し座ってから 改めて考えたが まったく分からない 「一体この寂しさは?」 答えも出ずに俺は寝てしまった
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