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まぁでも、よく考えたらそうなんだよね。
だって3分間走るのと歩くのとじゃ差が全然違うし、
ましてや僕とゆうは
やる気がないからって体育館出たところからずっと歩いてた訳だから
体育館の近くにまだいたって事も分かるし、
僕たち今走ってるけど
別れ道のない廊下を走ってるわけで
獣達がこっちに向かってくるのは冷静になれば
あぁそうか一本道だからか
と納得できる筈なんだけど…
納得してる場合じゃないねっ
僕の腕外れそう!!
「ゆう、痛いっ!ちょ…そんなギュッて握んないでよ…っ」
「ごめ、でも隼斗が遅いから;」
…遅くて悪かったな!!
僕は運動が苦手なのっ
ぷくぅっと頬を膨らましてゆうを軽くにらんでみる。
「隼斗…;それは今は逆効果…後ろ、その顔のまま振り返ってみなよ;;」
言われたとおりに振り返ってみた。
…獣さんたち、怖いぉ☆←
逆効果の意味が分からなかったけど、獣たちは何かが芽生えたみたいで
うぉぉぉぉぉっ
はーやーとぉぉぉっ
ゆーくぅぅぅん
おまえ等二人とも喰ってやるぜぇっ!!
みたいなこと言いながらさっきの倍の速さで追ってくるのが分かった。
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