2/12
前へ
/22ページ
次へ
「はぁ‥」 もう何回ついたか分からない溜息。 私はいつものように学校へと続く道を歩いていた。 「紗由っ」 後ろから声とともに走ってくる足音がする。 振り返ると茶色のショートヘアをピンでとめた女の子がかけてきた。 同じクラスの羽山真理だ。 「おはよ、真理」 私はにこっと笑顔を見せた。 いつもの日々。 それがまた始まったと感じながら。
/22ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加