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「はぁ‥」 もう何回ついたか分からない溜息。 私はいつものように学校へと続く道を歩いていた。 「紗由っ」 後ろから声とともに走ってくる足音がする。 振り返ると茶色のショートヘアをピンでとめた女の子がかけてきた。 同じクラスの羽山真理だ。 「おはよ、真理」 私はにこっと笑顔を見せた。 いつもの日々。 それがまた始まったと感じながら。
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