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レン「また、この二人のお守り役かぁ~」
山道を歩きながら、つぶやくレン。
レン「ほかの女の子たちからも同じ班になろうって誘われてたのに、
アンリ先生、勝手に決めるんだもんなぁ~。」
キャスリーン「そもそも、このような荒野を尊き身分のこの私が、
自らの足で進まねばならないのですか?」レンのうしろであえぐキャスリーン。
トリシア「ええい!ゴチャゴチャうるさいわよ!早く歩きなさいよ!」
トリシアたち魔法学校の生徒は、学校内ではできない広範囲の魔法の野外学習のために
東の高原に来ていた。
レン「ねえ、休憩場所まであとどのくらい?」
「わかんないわよ!ビリの上に、前をいく班の後ろ姿も見えないんだから!」
「どうして、こんなことになったんでしょうねえ。」
近くの岩の上にハンカチをしいて座るキャスリーン。
「あ、あ、あ、あんたがそうやって勝手に休むからでしょ!」
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