lesson 2 キャンプ、涙、小妖精 その①

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レン「また、この二人のお守り役かぁ~」 山道を歩きながら、つぶやくレン。 レン「ほかの女の子たちからも同じ班になろうって誘われてたのに、 アンリ先生、勝手に決めるんだもんなぁ~。」 キャスリーン「そもそも、このような荒野を尊き身分のこの私が、 自らの足で進まねばならないのですか?」レンのうしろであえぐキャスリーン。 トリシア「ええい!ゴチャゴチャうるさいわよ!早く歩きなさいよ!」 トリシアたち魔法学校の生徒は、学校内ではできない広範囲の魔法の野外学習のために 東の高原に来ていた。 レン「ねえ、休憩場所まであとどのくらい?」 「わかんないわよ!ビリの上に、前をいく班の後ろ姿も見えないんだから!」 「どうして、こんなことになったんでしょうねえ。」 近くの岩の上にハンカチをしいて座るキャスリーン。 「あ、あ、あ、あんたがそうやって勝手に休むからでしょ!」
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