lesson 2 キャンプ、涙、小妖精 その①

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しばらくして。 レン「いいかい。この課題はぼくがやる! 君たちは絶っっっ対に何もするな。いいね。」 林に投げ込まれる、という事故から九死に一生を得たレンは あまりにも不機嫌だった。 トリシア「はい…。」 キャスリーン「好きになさい。」 周囲を歩きながら、『呪波』を練り探知の魔法をかけるレン。 レン「なるほど。先生、『結界』で―。」ピンとひらめいたレン。 『結界』と呼ばれる見えないヴェールはその内部にあるものをあらゆる魔法から守ることが出来る。 もちろん、探知の魔法も無効。 だが、逆に考えれば、探知の魔法がきかない方向を調べればいい。そこが『結界』だ。 『結界』の中に、ルーン石はあるに違いない、と。 レン「こっちだ。」 もちろん、ちゃんと探知の魔法が使えればの話なのだが…。 10分後… レン「おっかしいなぁ…。」 トリシア「この方向オンチ!」気の短いトリシアが怒鳴る。 レン「まいったなぁ…。ちょっと探してくる。」 レンはその場に二人を残して、あたりを調べに言った。
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