3人が本棚に入れています
本棚に追加
しばらくして。
レン「いいかい。この課題はぼくがやる!
君たちは絶っっっ対に何もするな。いいね。」
林に投げ込まれる、という事故から九死に一生を得たレンは
あまりにも不機嫌だった。
トリシア「はい…。」
キャスリーン「好きになさい。」
周囲を歩きながら、『呪波』を練り探知の魔法をかけるレン。
レン「なるほど。先生、『結界』で―。」ピンとひらめいたレン。
『結界』と呼ばれる見えないヴェールはその内部にあるものをあらゆる魔法から守ることが出来る。
もちろん、探知の魔法も無効。
だが、逆に考えれば、探知の魔法がきかない方向を調べればいい。そこが『結界』だ。
『結界』の中に、ルーン石はあるに違いない、と。
レン「こっちだ。」
もちろん、ちゃんと探知の魔法が使えればの話なのだが…。
10分後…
レン「おっかしいなぁ…。」
トリシア「この方向オンチ!」気の短いトリシアが怒鳴る。
レン「まいったなぁ…。ちょっと探してくる。」
レンはその場に二人を残して、あたりを調べに言った。
最初のコメントを投稿しよう!