lesson 2 キャンプ、涙、小妖精 その①

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アンリ「そうか。あの子たちに会ったんだね。」 トリシア「先生、知ってるんですか、あの子たち?」 アンリ「僕は子供の時に大きな妖精の種族と暮らしていてね、その時に小さな妖精たちの言語も学んだのさ。」 キャスリーン「ほら、やっぱり勉強しないと妖精たちとは話せないでしょう?」 冷やかな目をするキャスリーン。 トリシア「でも、わかったんだもん。」 うなずくアンリ先生。 アンリ「ぼくにはそんな能力はないけれど、だからと言って、 そうした力の存在自体を否定することはできない。ちがうかい、キャスリーン?」 キャスリーン「そんなものなのでしょうか?」不服そうだ。 レン「ところで、例の課題なんですけど…」おずおずと説明をしようとすると、 アンリ「それはいいさ、代わりに補習を受けてもらうから。」 レン「げっ!」三人の顔が青ざめる。 アンリ「と、思ったんだけど、ま。よしとするか。 貴重な経験をしたようだしね。」肩をすくめて見せるアンリ。 アンリ「さあ、テントを張って夕食の準備をしなさい。」 トリシア「はい!」 レン「わかりました。」
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