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アンリ「そうか。あの子たちに会ったんだね。」
トリシア「先生、知ってるんですか、あの子たち?」
アンリ「僕は子供の時に大きな妖精の種族と暮らしていてね、その時に小さな妖精たちの言語も学んだのさ。」
キャスリーン「ほら、やっぱり勉強しないと妖精たちとは話せないでしょう?」
冷やかな目をするキャスリーン。
トリシア「でも、わかったんだもん。」
うなずくアンリ先生。
アンリ「ぼくにはそんな能力はないけれど、だからと言って、
そうした力の存在自体を否定することはできない。ちがうかい、キャスリーン?」
キャスリーン「そんなものなのでしょうか?」不服そうだ。
レン「ところで、例の課題なんですけど…」おずおずと説明をしようとすると、
アンリ「それはいいさ、代わりに補習を受けてもらうから。」
レン「げっ!」三人の顔が青ざめる。
アンリ「と、思ったんだけど、ま。よしとするか。
貴重な経験をしたようだしね。」肩をすくめて見せるアンリ。
アンリ「さあ、テントを張って夕食の準備をしなさい。」
トリシア「はい!」
レン「わかりました。」
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