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翌日〈教室〉
A「あの…王女さま、これ宿題ですよ?」
キャス「私が解くような高等な問題ではありませんね。
あなたが代わりにやっておきなさい。」
B「王女さま、これから掃除なんだけど?」
キャス「あなたは光栄ですよ。私が訪れる教室を磨くことができるのですから。」
C「あの~、午後は魔法の授業ですが・・・。」
キャス「私の繊細な手は熱に特別弱いのです。
あなたたちには特別に、私の代わりに練習することを許しましょう。」
キャスリーンの好き勝手な横暴は毎日のように続いたが、その代わり金貨や宝石を分け与えて機嫌をとった。
だが、ひとりだけ。トリシアだけは彼女の思い通りにならなかった。
キャス「………、あの子少し生意気ですね。」
B「は、はあ?」答えに困る取り巻きたち。
キャス「生意気ですとも!この私を一日中無視しているのですから!」
無視してるのではなく、ただ単に余裕がないだけなのだが…。
キャス「ここはひとつ、反省をさせ無くてなりませんね・・・?」
キャスリーンの目があやしく光った
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