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街が人が目覚め出す少し前。 まだ通勤の人も疎らな早朝、THE EIGHTへの道のりをゆっくり辿りながら、ジョニーは差し込む朝日に目を細めた。 毎日同じはずの景色が何処か余所余所しく感じるのは、いつもよりずっと早く目覚めてしまったからか、それとも・・・ 零れた溜め息を自分の靴先が踏みしめるのを見ているうち、自然と足が止まってしまっていた。 「・・・なにしてんやろ、俺・・・」
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