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「おーいマコト~」
そう言えばまだ俺の名前を紹介していなかった
俺の名前は伊渚真(いざなぎまこと)
これでいざなぎと読ませているらしい
「おーい探したよ~」
そう言いながらこっちに歩いてくるのは、
俺の友達、谷高輝(やたかあきら)だ
「いやーやっといつものメンバーがそろったねー」
と谷高がしみじみ言った
「あぁそうだな」「…そう言えばさぁ前から気になってたんだけどさぁ~」
と俺は、二人(主に谷高)に質問をぶつけてみた
「ん~」
「おっ?どうかしたか?」
「いや将人お前は別にいい、どーせ分かんないだろ?」
と馬鹿にしながら言った
「いーから言ってみ」
「…いや、なここの学校って私立じゃん?」「だったらさ合格通知が学校に送られてくるのが普通じゃね?」
「あ~確かにそうかもな~」
アホみたいな顔で将人が言う
「…やっぱお前知らねーじゃん」
敵意丸出しで言ってみた
「いやいやフツー知らないだろ?」
将人は顔の前で手を横に振りながら言った
「あれっ?知らないの?」
輝が驚いた様に言った
「え…お前知ってんの?」
将人が疑う様に聞く
「いや~結構有名な話だと思ってたけどな~」
輝が得意げに言う
「勿体ぶらずに教えてくれよ~」
将人が言う
「うん、この学校の校長は結構変わってる人らしくね、色々とその場の乗りで決めたりする人なんだってさ」
「試験の結果をこうして貼り出すのも雰囲気が出るからだってさ」
と意外な情報をサラッと言った
「おいおいマジかよ…」
何だかこの学校で良かったのか不安になってきた、
だがもう来るとこまで来てしまっている、後戻りはできない
軽い不安を抱えつつ、試験結果が貼り出されるのを今か今かと待ち続ける、
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