3月の…

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するとそこへ 「お~い、まこぉ~」 「まこぉ~」 聞き慣れた二つの声が聞こえてきた 「幻聴…か…」 リアルにそう思った だがすぐに幻聴ではないと気ずかされた ポンッと肩を叩かれた 振り返るとそこには見覚えのある顔が二つ 「ねぇ、まこぉどうだった~?」 ソイツらは幼馴染みの… 安城遥(あんじょうはるか) と 西園寺唯(さいおんじゆい) だった 「えーと…何でいるの?」 俺はとぼけた顔で聞いた 「なんでって…私達もここを受けたからに決まってるでしょ?」 「もちろん受かったけどね」 二人は自慢するように言ってきた 「…へぇ、そりゃよかってねぇ…」 ふてくされたように俺は言った 「ん?こいつどうしたの?」 唯が輝に聞く 「あぁそれはね、落ちたんだ」 案外さっぱりと言った 「おいおい、もうちょっとオブラートに包んで言ってよ!?傷付くからさぁ…」 こいつは時々心に刺さる言葉をサラッと言う、怖い奴だ 「あ、ゴメンゴメンつい、ね」 「え……ほ、本当に?」 遥が信じられない、と言うような顔で聞いてきた 唯も同じような顔をしている
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