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朝になりすっと部屋に光が差し込む、結局土方は仕事をやり通して先程眠りに着いた所だった
「ん……」
桜咲澪はそんな部屋で起床した
周りを見渡してからホッと息を吐く
「夢じゃ、無い」
こういうのは殆ど夢落ち等が多い、昨日ももしかしたらこれは夢なのかも知れないと考えていた
だが、目を醒ましてもまだ此処は土方さんの部屋だ
夢では無い、そう真実が告げる
「そう言えば土方さんは…」
俺が起きたのに何も言って来ないって事は寝てるのか?
仕切りの隙間から向こう側を少し覗くと、予想通り机に突っ伏して眠る土方さんの姿があった
今が正確に何時なのか解らないが、もうかなり外は明るい
起こした方が良いのだろうか…?
「………ん」
そうこう考えているうちに土方は目を覚ました
「もう朝かよ…ふぁ…あ」
大きな欠伸を一つ、そして立ち上がる
「おい、もう起きてんだろ?もうすぐ朝餉だが今の所はこの部屋で食べろ、入隊出来るかどうかは解らねぇからな」
「わかりました」
短く返事をすると髪を手櫛で整え結い直し、着物も軽く整える
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