二人目 ~禁断の恋~

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「大翔様。私はいったい何をすればいいのでしょうか」 「じゃあ、恭輔の好きな人言って。」 ・・・は? 「あ、これ命令だから」 言えるわけねぇよ! 好きな人なんて。 ・・・言ったら、どうなるか分かんねーし。 「絶対に嫌ですよ」 「執事である大地くんは、俺様の命令が聞けないのかな?」 「これだけは絶対に嫌ですよ!!!」 「じゃあ俺も言ってあげるから」 大翔の好きな人・・・・・・・。 き、気になる。 だいたい想像付くけどね・・・・・・。 「じゃあ、大翔様が先に言ってくれたら私も言います」 「俺が先に言うの? ま、大地の好きな人が聞けるなら良いけどね」 「じゃあ、大翔様の好きな人を言ってください」 「俺の好きな人はね、美香」 あぁ。やっぱりか。 じゃないかとは思ったんだよね。 つーか、両思いじゃん。美香と大翔。 ・・・そっか。お似合いだしな。二人。 約束だし、俺も絶対にこの叶わない恋を発表するか。 「私の好きな人は、大翔様。あなたですよ」
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