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「あ、あの・・ね、わ、私も要のこと好きだよ」
・・・え?
は?
「え?今なんて?」
「だから、私も、その、要のこと好きだよ?」
「嘘でしょ?」
「嘘じゃない!!
嘘じゃなかったら、こんなこと言わないもん」
「いや、でも、勇磨が好きなんじゃないの?
付き合ってるわけだし」
「さっき、メールで、振っちゃった。今日要に告白しようと思ったから。
・・・ずっと好きだったんだよ?勇磨と付き合ってる間もずっと」
「ってことは、いま彼氏いないってこと?」
「まぁ、そうなるのかな」
「じゃ、じゃあ。」
コホン
「島田彩華さん!色々と足りぬ男ですが、この駒沢要と付き合ってください!」
「はい。
これからも、よろしくね。要」
ニコッ
これからは、俺がこの笑顔をまもってやらないといけないんだな。
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後日聞いたことだが、勇磨は彩華が俺のこと好きだって知って付き合っていたみたいだ。
いやぁ、勇磨が可哀想になってきたな。
まぁ、いっか。勇磨だし。
多分、この三人は一生変わらないと思う。
何かそんな気がする。
唯一の変化と言えば・・・
「要~、勇磨~」
「お前の彼女が来たぞ」
・・・彩華が、俺の彼女になったことぐらいだな。
いや~幸せ。
一人目 ~三角関係 完~
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