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お花見大会スタートから30分
只今俺は、副会長と一緒に見回り中
副会長の南条瑛(なんじょうあきら)、同じクラスのイケメソ君
運動神経が抜群に良くて、茶色の地毛が特徴
あと、俺が生徒会をやる切っ掛けを作った張本人
ただ性格がドSだから、俺を弄りまくるんだよなぁ…
しかも敬語だし(・ω・`)
「かいちょー、この黄色い声どうする?」
「あ゛ー…どうしよっか?」
見回りをしてたら、一瞬で女の子に囲まれますた
握手とか、サインとか、嫁希望とかの黄色い声の嵐
モテる男は辛いよ、…うん、本当に
もう20分同じ所に棒立ちしてます←
それでも嵐は増える一方だし
(手、繋いだら済むんだろうけど…それはしたくない)
実は俺、今まで恋愛したことがないカテゴリーの人間
女の子は可愛いと思うけど、それだけで恋愛感情は湧かない
だからといって男が好きな訳でもない
(好きな子が出来ると思って入学してもこれだからなー…)
好きでもないの女の子に、適当な関係を作る気は全く無い
勘違いされたら面倒だし
「かいちょーはかなりの一途だから、手とか繋がないよな」
「当たり前、好きじゃない相手にそんなんしたくない」
「なら、この状況の打開策プリーズ」
俺がプリーズしたいんですけどおおぉ…
足痛いし、疲れた
説得はしても聞かないんだろうなー…
「会長!ちょっとだけ!ちょっとだけ手繋いで下さい!そうしたら私満足ですから!」
いや、そんなキラキラした目で言われても…
「あのさ、君が良くてもかいちょーは不愉快なんだよ。分かったら退いて」
「でたー!副会長のドS発言!相変わらずカッコいいです!」
えぇー…、カッコいいかー?
事実を言っただけだよー?
君、ドMですかー?
「お前、更にヒートアップさせてどうすんだよ」
「…俺、このキャラ捨てたい」
それは作者に言え☆
(ヤバい、イラついてきた。女の子は好きだけど、こういうのはウザい)
いっそ、舌打ちしてやろうか
いや、逆効果だな、うん
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