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「あぁ~だりぃ、学校マジだりぃ。だけど行かなきゃ単位とれねぇし親に迷惑かけるし…あぁもう人生事態がだりぃよ。」
俺は机に突っ伏して1人嘆いていた。言っとくがまだ授業中
ちなみに数学ね。
「じゃあ、死ねば?」
「ッ!?」
こちらを見向きもしないで、毒舌を吐くのは隣の席の明沢実夏。部活は陸上部で足がくそ速い…髪型はショートで容姿もそこそこのため、男女から人気がある
まぁ毒舌がなかったら、俺も可愛いと認めるだろうな
「人様に死ねなんて言葉を使ってはいけません。」
「あら、あんた人間だったの?ごめんねー気づかなかったよ。化けるのがお上手ね?」
「人間だよ。てかなんだと思ってたんだよ!!」
すると、明沢が顔をこっちに向けニコッと笑顔で
「ゴキブリとピグモンのキメラ」
「おぉぉい!!なんじゃそりゃあ。せめてピグモンだけにしろよ!てかどんな生物だよ」
「自分を鏡で見れば分かるよ。」
「こいつ!!」
俺が言い返そうとした時だった
[キーンコーンカーンコーン]
授業終了のチャイムがなる。
「起立、礼」
学級委員が号令をかけ、明沢に再度文句を言おうとしたら、明沢はすでに弁当をもって、教室から出ようとしていた。だけど急に振り返って、俺を見るなり舌をだしてあっかんべーしてきた。
「許さん。」
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