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まぁあいつの行く先は分かる。てかいつも一緒に弁当食ってんだ。そこしかねぇだろ
「ったく、先行きやがって。」
俺も弁当を持って教室から出る
向かった場所は―――
「図書室…はぁーなんで図書委員なんてやったんだろ。マジめんどくせぇ」
「あら、もう来たの?ピグブリ」
「明沢、今日という今日は許さねぇぞ」
「別に許さなくていいよ。私悪いことしてないし。」
「テメェ。いつもいつも悪口ばっかいいやがって!」
俺が声をあげると、第三者の声が会話に入ってくる
「ちょっとあなた達!図書室では静かに!って言っているでしょう。それと早くお昼を食べちゃいなさい。今日は本の整理をやってもらうんだから。というかあなた達は図書委員としての自覚が足りません。なんで図書委員になったんですか?え?ほら言ってみなさいよ!図書委員の心得は?さぁいってみなさい」
「清く、静かに、本を愛し
図書室と言う名の聖域を守る…です」
「分かってるならやってちょうだい。ったくいい加減口じゃなく行動しなさい」
今、注意してきたのは図書委員長の長谷川京花さん。眼鏡をかけて読書が好きで、厳しくてうざくてめんどくて、っていう何処にでもいる委員長。俺のめんどいランキングでは3位だ。ちなみに1位は明沢
「あれれー難波くん?今、心ん中でなんか思ったでしょ?殺されたいのかなー」
「いっいえ。何も思ってません死にたくありません」
「ならいいわ。早く食べちゃいなさい」
追伸
委員長は読心術もできるようだ、危うく殺されるとこだった
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