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俺の部屋では、妹の小夜子が俺のパソコンを弄って遊んでいて、それを見て安堵したのか小春がヘナヘナとその場に座り込んだ。
例え軽そうな中学生の小夜子でも、やはり同性を見ると安心するのだろう。
「お兄ちゃん? この人どうしたの?」
小春のボロボロの姿を見て驚いた小夜子が小春に走り寄る。
「うん。 乱暴されていたとこを如月が助けて来たらしい」
「へぇ。キサッチ、正義の味方みたいだね」
「うるせぇ。そんなんじゃねえよ」
小夜子に冷やかされ、如月が照れた表情を浮かべた。
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