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「あんたに乱暴した連中は、前からあんたを狙っていたらしい。五人の内、四人は捕まえたんだが、後の一人が逃亡中だ。俺たちの仲間がその逃げた一人を捜している。安心しろ」
「私……あんな人たち知らない。なのに、計画的って……」
「あんたが知らなくても、あいつらはあんたを知っていた。そして、勝手に自分たちでアイドル化させて、勝手に盛り上がってたんだろ。まあ、俺たち族に目を付けられたんだから、今後あんたに変な真似はして来ないと思うが」
また、身体が震え出したのか、小春が自分の両腕を身体に回し震えを抑えている。
「あんたの家の者に、これで迎えに来てもらうように連絡を入れろ」
ジーンズのポケットに入れてあった携帯を取り出し、小春に手渡した。
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