如月の彼女として

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小春はハードルを跨いだままハードルと共に倒れ込みグラウンドに頭を打ち付けていた。 その瞬間を見ていた俺は、気が付けば、一階の教室の窓から飛び降りていて、校庭を猛スピードで横切っていた。 ハードルに足を挟まれたまま動かない小春をクラスの女子たちが取り囲んでいた。 その輪の中をかき分けて、小春を抱き上げた。 グッタリとした小春を見ると、コメカミから血が出ていた。 そして、抱きかかえたまま小春を保健室へと向かった。
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