如月の彼女として

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「なあ、星夜。今度の連休さ、みんなでキャンプに行きたい。手配しておいて」 小春が怪我をして二週間が過ぎた後、授業終了と共に、俺と緋英のいる特別進学コースにフラリと現れた如月が、そう呟いて教室を出て行こうとした。 「おい! キサ! みんなでキャンプってどう言うことなんだ?」 推奨服のズボンに手を突っ込んだまま、首だけをこちらに捻って 「バーベキューとかさ。そんな感じ。じゃあ、後は頼むわ」 そう言って手だけを一度上げて、教室を出て行った。
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