如月の彼女として

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幼馴染とはいえ、たまに緋英が怖いと思う時がある。 普段は温厚な部分を前に出しているが、一度スイッチが入ると如月以上に手が付けられない。 「欲しいものは欲しいって素直に言った方が後で後悔しないぞ。もし、俺が如月なら、きっと同じことを言う筈だ」 そう言いながら、俺の肩を一度叩いて立ち上がった。 「欲しいもの? 緋英、お前は俺に何を言わせたい?」 緋英と、机を挟んで睨みあった。
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