如月の彼女として

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「本気なんだぜ。あいつは本気で小春ちゃんが好きなんだ。あれほど吸っていた煙草も彼女の為にやめた。それほど、好きな相手だからこそ、100%を求めてんだよ。そんな男だ。如月は」 「緋英、お前の言っている意味が益々分からない」 「分からない?分からないんなら、自分の感情を素直に出せよ。俺が言いたいのはそれだけだ」 緋英が背中に夕日を真っ赤に浴びながら、教室を出て行った。
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