キャンプへ

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俺は吸い寄せられるように、その幻想的な風景にゆっくりと近づいて行った。 三メートルほど近づいた時、ようやく小春が俺の存在に気が付いた。 間近で見た小春の白い胸には、幾つかの赤い斑点ついていた。如月からのキスマークだ。 「せ……星夜 君?」 「服……着ろよ。こんな場所で裸になんかなって……」 小春が、ゆっくりとした仕草で手に持っていたTシャツを着始めた。
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