キャンプへ
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小春の細い腕を思わず掴んだ。 「星夜君?」 小春の問いには答えず、月明りの小道を小春の腕を強く掴んだまま、誰もいない男子組コテージへと走り出していた。 小春は俺に腕を掴まれたまま、同じように必死で走って着いて来た。 自分の行動が分からなかった。 だた…… 小春への思いだけが込み上げて来て、どうすることも出来なかった。
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