吹き溜まりの群れ(B級再犯刑務所…)

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【第二章…三浦との出逢い】 銀造の話は終った… そして忘れていたが杉山といって背中に額で刺青が入っていて静岡で遊んで居た様だ、それに、やはり静岡に居た藁間(ワラマ)も腕に入れ墨入れている、それにもう一人忘れてはいけない奴が居るE一家三浦が罰明けでこの工場に居た、そんなこんなで6月に入った、6月2日にはソフトボール大会があって俺達の工場は準優勝をした、そして6月11日綱引き大会で晴れて優勝をした、これは俺達の部屋の中村の提安で必ず勝てる方法を選手達に伝授、本当に優勝してしまった、辺ちゃんと遠藤、山ちゃん達も皆頑張った、そして6月24日工場で事件が起きた、昼食の号令が懸かった、その時ワァッーと言う大声と同時に振り向けばアクツが通路に倒れていた、遠藤のワン、ツウ、スリーのパンチが顔面にまともに入りあっという間にアクツは気絶して倒れていた、ほんの一瞬の出来事だった、警備隊が10人位飛んで来て遠藤は俺の役席の前に来て 「済みません、済みません」 と言いながら取り調べに連れて行かれた、そして舎房に帰って遠藤の手荷物を湊が片付けた、
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