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皆の尻を追って、自分の舎房に辿り着いた、部屋に入るとすぐに択点呼で夕食が始まった、それぞれの挨拶が始まった、さすが再犯刑務所だけあって、懲罰に行って別の工場からこの工場に戻って来た者が沢山いた、7人部屋で、まずはじから紹介して行くと、千葉県船橋市の中村、この男は本物パンサー(スリ)の仕入れて来たキャッシュカードや一般クレジット会社のカードを買い取って、それで銭を稼いでいる奴だ、元々一工場の総合計算、この刑務所全員の作業賞与金とか領置金とか買い物とかしていたが、罰明けでここに来ていた、それに松本から来ていた小島が居た、それに埼玉の吉川から来た戸張が居た、この男、中央高速を東京から長野に向かう途中、双葉サービスエリアでシャブを一発づけた、車に戻ると顔も知らないオバサンが助手席に乗っていた
「オバちゃん誰だ」
と言っても
「私、々…」
と言って車から降りない、仕方がなく走り出した、次のインターチェンジ須玉インターで降りて、そのオバサンを強引に車から引きずり降ろして又走り出した、この頃になると、さっき射ったシャブがきいて来た、
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