吹き溜まりの群れ(B級再犯刑務所…)

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誰でも知り合いが居るというのはいいものだった、ちなみにこのジンは懲役12年で来ている、そして昼休みになった、遠藤が引き回しをするのでと言って、昨夜隣の通声者だった、N会の渡辺です宜しくと挨拶を交わした、そしてS会、千葉は茂原の坂本さんを紹介された、五、六年前、茂原に行った事がある、「一泊して皆と帰って来たんです」 「アアそうですか」 と坂本さんとも仲良しになった、両肩と背中に額で綺麗な彫り物が仕上がっている、6年の刑で長野刑務所な服役していたが、この刑務所が初犯刑務所に替わる為に押送されて現在はこの刑務所に居る、今日現在、ここの工場には五、六名いる、俺はその57番目の懲役だ、その57人中、現役を名乗って務めているのはたった14、5人だけだった、そして、わけありや、仮釈をもらう為に嘘の離脱書を書いたり、破門状を出してもらったりしている者は大勢いた、まずそれ等の連中も紹介をしてくれたのだ、名乗っていなくてもヤクザはヤクザだ、まず山ちゃんは工場の中が三班に分けてあって、一班の班長をやっている、両肩に五分の刺青を彫っている、
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