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「私が眼帯を外した時、どうなるか分かるか?」
眼帯の男は言った。
「さあ?どうなるんだ?」
俺は、退屈そうに答えた。
「私が眼帯を外した時、それは君の命の火が消える時だ。」
「何だと?」
「興味が出てきたかね?」
「……全然。」
「いや何で!私が眼帯を外した時、それは君の命の火が消える時なんだよ?命の火が消える時って言うのは、君が死ぬって事なんだぞ?」
「ああ、分かってるよ。」
「本当に?本当に君は理解しているのか?」
「してるって言ってんだろ!」
「そんなに怒らなくてもいいだろ!何で眼帯を外した時、それは君の命の火を消してしまう私が怒られないといけないんだ!」
「なら、外してみればいいだろ?」
「そうか。君は、実際にはやっぱり眼帯を外しても自分の命の火が消えないと思っているのだな?」
「当たり前だろ!ただでさえ、ゆっくりと1人でバーで飲みたいのに何なんだよ!ほっといてくれよ!それかさっさと眼帯を外せばいいだろ!」
「そんなに外して欲しいなら外してやろう!」
「パン!」
「えっ?銃?眼帯の奥から何かとかじゃなくて、銃?」
「うん。そうだよ。ダメ?」
「いやダメじゃないけ」
「ガタン!」
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