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まあ~運良く一命は取り留めましたが長い長い入院生活の始まり。
って、淡々と書いてますが現実は大変でして。
集中治療室から暫く出れませんでしたし出たら出たで問題アリ?大人しくしてないんです奴が。
集中治療室は外からの菌を持ち込まない様に手洗い・消毒・マスクにキャップ・白衣等‥当たり前だけど厳しくて…
治療室に入れるのは三人迄・子供はダメ・まあ当然ちゃ言やー当然。
暫く体中チューブだらけの身動き出来ない状態での治療が続いてましたが、経過も良くなり様子見も兼ね治療室隣りの小部屋に移される事になりました。
そして暫く治療を続けながら旦那と“この病院かなり遠いし最寄りの病院へ移してもらおうョ”てな話もしてました。
自宅から医大迄の交通機関(バス・電車・バス)では何かと負担が掛かり大変で毎日通う私も限界でした。担当医に相談して最寄りの病院への紹介状を書いて貰い近辺の病院へと転院しました。
回復と同時に調子を取り戻しつつある旦那は今度は退屈になって来たのかアホな事をおっぱじめました
あろう事か会社の後輩や連れに連絡しては呼び出し、夜中に抜け出したりしちゃうワケですょ。
──あの大バカ者
夜中に病院から電話が掛かってきまして…
『部屋には居てないし病院中探し廻っても何処にも居てないんですけど‥
自宅に帰宅されてませんか?』
もちろん帰ってないし返答に困った事は数知れず……
次の日面会に行ったとき
“真夜中病院抜け出しどこウロついてんの?”て聞いたら‥
…サテン…
‥はあ~っ?‥
…呆れたヤツだよ全く
退屈なのは解るけど夜中に抜け出し遊び歩いてる場合かっつーの
終いには呆れられ追い出されるように退院
今思い出してもムカつくしあのバカ
…我が人生に悔いは無し…
その言葉通り人生を目一杯楽しみ謳歌し、そして一生を終えました。
たぶん後悔も反省もしたはず
ちと‥まずったかな‥と
死に急いだかなぁ~ て
彼方の世界へ行くにはチト早すぎましたけど‥
武勇伝だらけでの奴でしたけど
でも‥まー楽しい結婚生活を過ごせたのではないかと。
ケンカも一杯しましたけどすぐ仲直りもし沢山の愛情も満足なほど注いでくれました
相性もバッチリでした…
とても仲の良い夫婦だったと思います。
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