四話

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「私、4組の椿日奈子!!よろしく…色んな意味で!!」 (どういう意味だよ…?) とりあえずこちらも自己紹介。 彼女のテンションと言動は理解できないが、悪いヤツじゃなさそうだ、が。それより… 「―へぇ、じゃあスイッチとかもあるの?!」 「あるぞ。こことかここに…全部教えるのは無理なんだぞ…。」 「分かってるって!…失礼だけど、生ロボットすごすぎるわ!!私、会話するの初めて!」 この学校の生徒全員がそうだろ。 …てゆーか椿…だっけか?馴染みすぎ…女子怖ぇ。 「あ、ついたわね。じゃーこのへんで!終わったら2組行ってもいい?いや行くけど、絶対に。全ては平凡受けとロボット少女のために!!」 「は?……ちょ最後何?!」 「ゆうた、『うけ』ってなんだ??」 「んー…、俺にもわかんねぇけど…。」 (ホント何だったんだ…) 奇声を発しながら去っていった椿を、俺達はしばらく見つめていた。
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