一話

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(彩とは小学校からの付き合いだなぁ) なんて思う。 つばめと現在入院中だったりする親友とはもっと長い付き合いになるわけだが。 (つばめに連絡…あぁでも、ケータイ見てないだろうし…) 家から近いとはいえ、学校に行くには歩いて15分かかる。 ――あと20分…今行けば間に合うから… 「彩、先に行っててくれないか?俺はもう少し待っておくからさ。」 「え?でも…」 「クラス発表の紙、いつまでも貼ってないだろうしさ、頼む。」 しばらく考える彩だったが、 「裕太君が言うなら…わかった。じゃあ、またあとで」
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