四話

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先生につづき、教室へ入ってみると、予想とは真逆の光景が広がっていた。 「よー!ナビちゃんに井上!!おつかれー 「席こっちだよー」 「よろしくー」 「ナビちゃんカワイッ!」 「大変だったんだってー?」 「……………………。」 (え…何?なんで俺[というかナビ]、歓迎されてんだ??) 俺の予想では、生徒は何も知らされてなくて、「は?何だコイツら」みたいな冷たい図。 だがしかし、これ…夢か?そうなのか??… 今日初めて会うようなクラスメイトたちが、とても温かい目で迎え入れてくれている、この光景……。 (先生が何か説明したんだろうが…何をどう言えばこんな『自分の村に帰ってきた勇者扱い』になるんだ…) 「はっはっはもう皆仲良くなったんだな。じゃあ2人共せきについてくれ。」 「了解だぞ。ホラ、ゆうた」 「え、あ…ハイ」 (なんで入学しょっぱなからクジ引き?!)
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