5人が本棚に入れています
本棚に追加
「………」
俺は両手を組んでひじを机についた。
目をとじて、『俺は今冷静だ』という事を確認してから深呼吸。
スゥ―――――……
「――さっきまでの爽やかさどーしたんですか!!いや今もすっげー爽やかですけど!つーかなんで全員対応できてんだ!!?受験の時そんなじゃなかったろ?!!何がどうしてこうなった!!―――」
(やっべえ…またやっちまった……)
(…いや、でも後悔してない。何かもうふっきれたし。)
俺は理事長との一件もあり、すっかり感覚がマヒしていた。とりあえず、謝って座るか…
「あ、そっか。井上は知らねぇんだな」
「へ?」
とある生徒の一言に、クラスメイト達が納得顔。
「意味が分からない」と困惑する俺にまた違う生徒が
「いや、な?式で理事長が『この学園は元気とノリと聞き分けがよければだいじょーぶ☆どんな事にもすぐ対応してねーッ』…と、教頭のまじめな訳もついてたけど…こんなカンジの話してたからさ。」
最初のコメントを投稿しよう!