四話

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「………」 俺は両手を組んでひじを机についた。 目をとじて、『俺は今冷静だ』という事を確認してから深呼吸。 スゥ―――――…… 「――さっきまでの爽やかさどーしたんですか!!いや今もすっげー爽やかですけど!つーかなんで全員対応できてんだ!!?受験の時そんなじゃなかったろ?!!何がどうしてこうなった!!―――」 (やっべえ…またやっちまった……) (…いや、でも後悔してない。何かもうふっきれたし。) 俺は理事長との一件もあり、すっかり感覚がマヒしていた。とりあえず、謝って座るか… 「あ、そっか。井上は知らねぇんだな」 「へ?」 とある生徒の一言に、クラスメイト達が納得顔。 「意味が分からない」と困惑する俺にまた違う生徒が 「いや、な?式で理事長が『この学園は元気とノリと聞き分けがよければだいじょーぶ☆どんな事にもすぐ対応してねーッ』…と、教頭のまじめな訳もついてたけど…こんなカンジの話してたからさ。」
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